鍼治療の効果 ~血流増加編③~血漿
血漿は血液の液体成分で、約90%が水分です。 その中に赤血球、白血球、血小板が浮遊しています。 血液量の半分以上を血漿が占めていて、その中に塩類(電解質)やタンパク質が溶けています。 血漿中の主なタンパク質がアルブミンです。 アルブミンは血液の液体成分が血管から組織に漏れ出るのを防ぎ、またホルモンや薬などの物質に結合して運搬する働きをしています。 血漿中のタンパク質には、このほかにウイルス、細菌、真菌、がん細胞などから体を保護する役割を担う抗体(免疫グロブリン、 獲得免疫 : 抗体)や、出血を止める血液凝固因子( 血栓について)などがあります。
血漿には別の働きもあり、水分の貯蔵庫として、組織に水分が不足していれば補給し、余分になると吸収します。つまり、体内の組織に水分が足りなくなると、まず血漿中の水分がそれを補う供給源になります。 血漿は血管を満たして絶えず流れていることにより、血管がつぶれたり詰まったりするのを防ぎ、血圧と全身の循環を維持するのに役立っています。また、血漿が循環することで、体の芯となっている組織で発生した熱が、腕や脚、頭など熱の逃げやすい部分を通って運ばれるため、体温を調節する役割を果たすことにもなります。
鍼治療によって、血流が上がればアルブミンの働きにより薬などもより早く聞くと考えられるし、血漿中のタンパク質によってカラダを強くしていく事も考えられます。血漿は血圧と全身の循環を維持するのに役立っているので、体質を変化させることも考えられます。
血流をよくするって大事ですね。 鍼治療は、お薬を使わず血流をよくするので副作用もありませんので安心ですね。